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2018.5.11

サイネージのアウトソーシング

最近の東京の繁華街の商業施設では、店舗の2~3割はサイネージの導入をしているように見える。

建物の外壁で軒下の半屋外のところにはマルチスクリーンの大きなディスプレイがあり、自動ドアの入ったところには施設案内がある。これらは管理会社が運用しているのだろうが、もうひとつ面白味には欠けるのか、見ている人は殆ど居ない。これら施設案内やフロア案内は単に看板から移行しただけで、それとテナント共通の季節テーマを交互に出しているのが多い。この場合は母の日である。

各店舗でも冒頭の2~3割はデジタルサイネージを使っているようだがコンテンツはほぼ印刷パンフレットと変わりはしない。上記写真のメガネ屋さんはカッコイイ動画を流していたが、そんなことの出来る店は少ない。らコンテンツで勝負する時代は、やはりこれからやってくると思える。今はまだそのための助走の時代なのだろう。

 

今日ではデジタルサイネージはネット通販でも買える。むしろそれが導入に一番安い方法かもしれない。だからといってネットでサイネージがものすごく売れているようにも見えない。すでに街ではいくらでも目につくデジタルサイネージではあるが、購入は容易なのに導入できないというのは何が問題なのだろうか?

一つは前述のようにCFやパンフなどが流用できない場合に、サイネージ独自のコンテンツを用意することがネックであることと、店舗のように少人数でまわしているところではサイネージのことを考える担当者を割り当てることがそもそも難しくてコンテンツの用意どころではないことが理由だろう。

 

お店の何をいつアピールするかというのは、店長や本部や本社の意向とか話し合いだろうから、それが決まった段階でサイネージの仕込みを依頼する社内スタッフが居ないとなると、企業の販促活動と併走するような外注というかアウトソーシングとして、コンテンツの計画や制作をすることが望まれているのではないかと考えてみた。

紙のチラシであれば、売るものさえ決めればあとは全て外注でレイアウトから印刷・折込まで手配できてしまう。いわゆるワンストップ化が出来上がっているのだから、サイネージもゆくゆくは似たようなことになるのではないか?

それがいつだかわからないが、その準備として、店長とアルバイト店員しか居ないようなところでも、外部に丸投げで安価なデジタルサイネージが発信できるようなサービス提供を、サイネージネットワークも始めようとしている。

それは、『液晶パネル+スタンド+STB』のパッケージをベースに、あらかじめ当初コンテンツの打ち合わせをしておけば、

1 設置場所と電気コンセントだけ用意してもらう。
2 毎日は電源を入れるだけで運用ができる。
3 USBやパソコンの操作も必要ない。
4 通信の配線や設定も必要ない。
5 毎月の更新も事前打合せに従ってネット経由で完了。
6 管理もネット経由で行い担当者が不要。

というサービスを、毎月のレンタルで始められるものが、サイネージネトワークから登場します。