私たちの扱う デジタルメディア やコミュニケーション・ツールの世界にはどのような変化が起ころうとしているかを探り、ビジネスチャンスを見つけるためのセミナーを飯田橋東京しごとセンター講堂で3月19日に開催しました(後援:東京グラフィックコミュニケーション工業組合)。
第1部は『Webに代わるAIを使った自動応答システム』と題してソフトバンク(株)山田泰三氏から、IBMのWatson がコミュニケーションツールとしてすでに幅広く活用されている話と、(株)キャメルの太田伸吾氏から音声/Line/webいずれからでも使え、またマルチリンガル対応のAIチャットボットediaについて、Webなどと比較してログが宝の山となるので、サービスが進化していく様子をお聞きしました。
人々が常に強力な情報端末を持ち歩いていて、最新情報が簡単に手に入ることが当たり前となったために、会社の情報システムも広告やマーケティングの手法も、DX(デジタル・トランスフォーメーション)と呼ばれる変革のさなかにあることが感じ取れました。この時代に則さない古いメディアやユーザーインターフェースは衰退し、代わってネットワークやAIを駆使した方法に期待が集まっています。
第2部では、サイネージネットワークの3社、熊本の(株)アートプロセス 本田和敬氏、香川の(株)ミヤプロ 宮嵜佳昭氏、東京の(株)二葉企画 小林右季氏から、この1年の事業報告として成功も失敗も忌憚のないお話が聞けました。その後のパネルディスカッションでは、まだ利用モデルが確立していないデジタルサイネージなので、単純な新規開拓はなかなか難しく、ソリューション提案や総合プロデュースによって、顧客/パートナーとともに近未来を切り拓く努力がされていることを感じました。