2019.3.8
今年のトレンド? レーザープロジェクター
サイネージネットワークでも中小規模のレーザープロジェクターを扱います。昨年くらいからプロジェクターの各社が中小会議室でも使える規模の製品を出してきていて、いよいよプロジェクターはレーザーの時代を迎えたように思います。今までレーザープロジェクターは大講堂・ホール・プロジェクションマッピングなど大規模なところで使われてきましたが、教室規模で何千ルーメンという製品が増えています。
この分野はすでにランプを使った製品が普及していますが、カタログ寿命で2000-3000時間の寿命であるために、しばしば買い換えておられた方も多いと思います。これでは営業時間につけっぱなしにするようなサイネージ向けには安心して使えません。ランプはいつ何時突然キレるかもしれませんし、交換にも万というお金がかかります。営業中の昼間にランプ交換とかメンテナンスはやってられませんから、人がつきっきりの会議室などに使用が限られるのは仕方なかったかと思います。
レーザープロジェクターはLEDなのでランプに比べて発熱も少ないし、寿命も一桁長いことを謳っています。だいたい2万時間とカタログには書かれていますが、ランプ方式が電源onしてからしばらくたってジワッと画像が浮かんでくるのと異なって、レーザーでは瞬時に画像が出るので、まめにオンオフをすることができ、つけっぱなしのランプよりもさらに寿命面では有利のはずです。2万時間というと何年間かはもつだろうなと想像できます。
さらに近年増えている超単焦点のレーザープロジェクターでは、どこにプロジェクターが置いてあるのかわからないような設置もできて、商品が多く陳列されている売り場でも商品棚の下の方から壁に投影するように、使いやすいものとなっています。大型液晶パネルのデジタルサーネージでは狭い通路に置くわけにはいかないとか、人がサイネージ当たって転倒するかもしれないという気遣いもありますが、棚の中にプロジェクターを仕込んでしまえば安心でしょう。
また、ショウウィンドゥなどに投影する場合に、何も投影しない時はガラスが透けて見えてほしい場合がありますが、それには液晶のフィルム状のスクリーンを使います。これは電源ON/OFFで透明と乳白切替が可能なフィルム素材で、フィルムタイプのため薄く、軽く、曲線への使用も出来ます。既存のガラス面には貼りつけ工事が必要ですが、フィルムが幅最大1200mm x 3400mmMAXの範囲で任意の大きさにできます。例えば人通りの多い場所のショウウィンドゥなので営業時間外も広告メディアとして使いたいといった時にはお勧めです。